ワークパンツとは?種類や選び方、着こなしのポイントまで紹介
現場作業を行う場合、作業中にどのような服を着用するのかが非常に大切です。業務内容や気温、コーディネートにこだわって作業着を選ぶと、作業の効率を向上させることに繋がります。また、作業着として最適なボトムスにワークパンツがあります。そこで本記事では、ワークパンツの特徴や着こなしのコツを解説します。
Contents
ワークパンツとは?
ワークパンツとは、作業着として着用することを想定して設計されているボトムスの総称です。しかし、ワークパンツと聞いても、どのような見た目のものか想像がつかない方も多いのではないでしょうか。一見するとデザインはチノパンツに似ていますが、現場作業を想定していることから、普段着のチノパンとはいくつか異なるポイントがあります。
チノパンとの違いについて
チノパンとは、光沢感のある綿が100%使用されているボトムスのことを指します。ただし、近年では安価なチノパンを製造するために、綿にポリエステルを配合しているものもチノパンと呼ばれることがあります。一般的にチノパンはカーキやベージュの色味が多く、中には黒色の商品あります。一方、ワークパンツは作業着で着用することを想定しているため、チノパンよりも機能面が充実している傾向にあります。たとえば、生地が破れないよう丈夫に作られていたり、工具をひっかけるための場所が設けられていたりします。ワークパンツの中には、チノパンに似たデザインのものはもちろん、デニムパンツやカーゴパンツのような見た目のものもあります。
ワークパンツを選ぶポイント
ワークパンツといっても、着用する人によって最適な商品は異なります。たとえば、身体を動かす現場作業の場合、デザイン性に注目してストレッチのきかない製品を選んでしまうと可動域が狭くなりストレスに感じてしまうことがあるでしょう。そこで、ワークパンツの選び方のポイントを紹介します。
自分に合ったサイズを選ぶ
ワークパンツは自分に合うサイズがあるかどうかをチェックすることが大切です。男性、女性によってチェックするポイントが異なるため、それぞれ解説します。
メンズのサイズ選び
男性は力作業や運動量の多い仕事を任されることが多いでしょう。ぴったりすぎるサイズ感のワークパンツだと、動きが制限されてストレスに感じてしまう場合があります。そこで、男性はしゃがんだりしても生地が突っ張らないサイズ感のものを選ぶようにしましょう。
レディースのサイズ選び
女性用のワークパンツが増えつつありますが、まだまだユニセックスのサイズで設計されているものが多い傾向にあります。普段着と同じサイズのものを選択すると、大きすぎて失敗する場合があるでしょう。そこで、女性用の作業着を購入する際は試着を行い、サイズ感を確認した上で購入することをおすすめします。
シルエットを意識して選ぶ
ワークパンツの種類が多様化している近年では、さまざまなシルエットのものが販売されています。着用時のシルエットにも注目してみることもワークパンツ選びのポイントです。
太めのシルエット
カジュアルな印象を与える太めのシルエットは、体格を大きく見せたり、生地にゆとりがあって動きやすくなることが魅力です。ただし、シルエットが大きすぎると、かえって野暮ったくみえてしまう可能性もあります。大きめなシルエットのワークパンツを着用する際は、サイズ感に気を付けつつ、上半身はぴったり目のものを選ぶなどしてバランスをとるとよいでしょう。
細めのシルエット
スタイリッシュですっきりとした印象のコーディネートにしたい場合は、細めのシルエットのワークパンツがおすすめです。太めのシルエットのようなカジュアルさが軽減され、きれいな印象となります。しかし、身体にフィットしすぎて、作業中に動きにくくないかどうかを確認しましょう。
色や柄を意識して選ぶ
ワークパンツは、サイズ感やシルエットに加え、色や柄が与える印象も大きいものです。どのような色・柄が自分に最適かどうかも考慮して選択すると、失敗のないワークパンツ選びに繋がります。
定番色のカーキやチャコール
ワークパンツの定番カラーであるカーキやチャコールは、ワイルドな印象がありつつ他の色との相性がいいことが特徴です。たとえば、カーキのワークパンツと黒のトップス、カーキのワークパンツと白のトップスなどベーシックなカラーとも相性抜群です。
合わせやすい黒やベージュ
カーキやチャコールのようなワイルドな印象は抑えつつ、使いやすい色を選びたいという場合は黒やベージュがおすすめです。普段着としても定番色となっているため、作業着らしさを軽減した清潔感のあるコーディネートになります。また、トップスに目立つ色味を着用する場合も、黒やベージュでバランスをとると着こなしがまとまりやすくなります。
人気のカモフラ柄
定番カラーに飽きた、もっとワイルドな印象を楽しみたいという方は、カモフラ柄がぴったりです。カモフラ柄だけでインパクトがあるため、トップスはシンプルなものでまとめることをおすすめします。また、カモフラ柄の場合、シルエットが大きいとだらしなく見えてしまうこともあるため着用感にも気を付けるとよいでしょう。
季節別!おすすめワークパンツ
ワークパンツは、着用する季節を考慮して選択する必要があります。たとえば、夏場は大量の汗をかくことが想定されます。一方、冬の現場作業は、厳しい寒さに耐えられる防風性や防寒性が欠かせません。着用するシーズンを考えた上で、素材やデザインを検討することが大切です。
【春夏】おすすめワークパンツ
春夏に着用するワークパンツは、外気温の高さによって大量に汗をかくことが想定されるでしょう。そこで、生地の分厚さや吸水性、吸汗性、発汗性などに気を付けながら選ぶことをおすすめします。
バートル 8096 カーゴパンツ 綿100% 製品洗いライトチノ[日本製生地]
バートル 8096 カーゴパンツ 綿100% 製品洗いライトチノ[日本製生地]
日本産の綿を100%使用したワークパンツです。ゆとりのある着心地ですが、だらしなく見えないようにシルエットが工夫されており、着用感とデザイン性のバランスが特徴となっています。また、生地の分厚さはやや薄めながらも、天然素材ならではの吸汗性があります。
バートル 8066 静電ワンタックカーゴパンツ T/Cソフトライトチノ 吸汗速乾 形態安定[日本製生地]
バートル 8066 静電ワンタックカーゴパンツ T/Cソフトライトチノ 吸汗速乾 形態安定[日本製生地]
作業着なのにカッコいいというコンセプトのもとデザインされたワークパンツです。作業着らしくないスタイリッシュな見た目で、普段着としてもオシャレに着用することが可能です。日本製のやや薄手の生地を使用し、気温が高い現場作業でも快適に作業することができる仕様となっています。
GRANCISCO GC-5013 カーゴパンツ│タカヤ商事/グランシスコ[16SS]
GRANCISCO GC-5013 カーゴパンツ│タカヤ商事/グランシスコ[16SS]
デニムメーカーであるタカヤ商事が、長年のノウハウを生かしてデザインしていることが特徴です。細かなディティールにこだわり、これまでの固い、ごわごわした作業着のイメージを覆す着用感となっています。豊富なポケットやペンがさせる場所が設計されており、作業の効率化に貢献することができるでしょう。
【秋冬】おすすめワークパンツ
秋冬の作業現場は、外気温の寒さにも長時間耐えられる保温性や防風性の高いワークパンツを選ぶようにしましょう。生地の分厚さや素材などはもちろん、中に何を重ね着するのかを考えておくことが大切です。
旭蝶繊維 822 カーゴパンツ(ノータック)
旭蝶繊維 822 カーゴパンツ(ノータック)
使用されている生地は、テクニカルストレッチと呼ばれ、綿20%、ポリエステル80%の複合素材です。生地が丈夫でありながら、動きが制約されないストレッチ生地を採用しています。日本製の生地にこだわり、使用者の快適な着心地を追求している点が特徴です。
SOWA(桑和)【2806】タフタキルト 防水防寒 パンツ
SOWA(桑和)【2806】タフタキルト 防水防寒 パンツ
真冬に着用しても寒さに負けない三層構造を採用しています。表生地、中綿、裏生地と生地を重ねることで保温性を高め、さらに裏生地にはタフタキルトが採用されているため冬の現場作業も安心です。さらに、防寒性だけでなく耐水性にも優れているため、悪天候時も着用可能です。
自重堂 Jawin 52102 ノータックカーゴパンツ
自重堂 Jawin 52102 ノータックカーゴパンツ
自重堂の採用しているダイヤドビー生地は、通気性や吸湿性、速乾性に優れていることに加え、優しい肌触りが特徴です。作業着としての機能を維持しつつ、着心地までこだわり抜かれた製品となっています。また、静電気防止加工や抗菌・消臭加工も施されているため長時間の着用でも快適性を維持できます。
オールシーズンOK!おすすめワークパンツ
ワークパンツの中にはオールシーズン着用可能なものもあります。使い勝手の良いオールシーズン対応の製品、1枚は持っておくと便利ですよ。
大川被服 30056 カーゴパンツ
大川被服 30056 カーゴパンツ
オシャレ着として着用できるようなデザイン性の高いワークパンツであり、「大人のデニム」をコンセプトに設計されています。ワークパンツにありがちな過剰な装飾を省きつつ、使いやすさを維持している点がポイントです。また、ストレッチ性のあるデニム生地と裁断方法にこだわり、動きやすさを叶えています。
KAJIMEIKU(カジメイク)迷彩 レインパンツ
KAJIMEIKU(カジメイク)迷彩 レインパンツ
使用されている素材はナイロン100%となっているため、雨の日でも問題なく着用することができます。ナイロン生地の表面には撥水加工も施されているため、中に水が浸透してくるのを防ぎます。印象的な迷彩デザインは、着用するだけでワイルドな印象になります。
まとめ
現場作業で着用することを前提にデザインされているパンツをワークパンツと呼びます。ワークパンツを購入する際は、製品のデザイン性だけでなく、機能性や着心地を確認した上で検討することが重要です。また、ワークパンツを着ても野暮ったく見えないよう、サイズ感やシルエットを工夫してみてくださいね。