作業着の鉄サビ汚れを落とす方法!重曹やクエン酸など自宅にあるものでご紹介
「作業着に鉄サビが付着して洗濯しても落ちない」「鉄サビ汚れの汚れは落ちないから諦めている」という方も多いのではないでしょうか。
たしかに鉄サビは非常に扱いにくい汚れのひとつであり、洗濯機で洗っただけでは汚れが落ちないケースが大半です。
とはいえ、鉄サビが発生するたびにクリーニングに出すのも手間がかかるため、可能なら自宅で落としたいところでしょう。
そこで今回は、自宅で作業着の鉄サビを落とす方法について解説します。
ポイントを押さえればご家庭にあるアイテムで落とせるので、ぜひ参考にしてください。
Contents
鉄サビが作業着に付着してしまう原因
そもそもなぜ作業着に鉄サビができるのかご存じでしょうか。
作業着にできる鉄サビの原因の多くは、現場にある鉄から出る鉄粉です。その鉄粉が服に付着したまま錆びることで鉄サビに変化します。特に夏場は、汗で金属が酸化しやすいため注意が必要です。
他にも、ネックレスや腕時計などの身に着けている貴金属が原因となるケースや、金属が錆びている場所に触れたり、座ったりするだけでも鉄サビが付着してしまうケースなどもあります。
サビの原因となった鉄の種類は色で見分けられる
鉄サビといえば赤茶色のイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、鉄サビにも種類があり、色によってどのようにしてできた鉄サビなのかが変わります。
たとえば、鉄サビといえば赤茶色のイメージがあるかもしれませんが、これは鉄が酸化してできる一般的なものです。赤茶色の鉄サビは、鉄がもろくなっていくため使用し続けるのは危険です。
一方、黒色の鉄サビは赤色のものとは異なり、危険な状態の鉄サビではありません。
というのも、黒サビは赤サビのうえに人工的に発生させ、鉄を赤サビから保護する役割があるものだからです。
そのほか、青色のサビは銅製品によるもの、白色のサビはアルミニウムや亜鉛が原因となってできる鉄サビです。
自宅で簡単!鉄サビ汚れを落とす方法
落とすのがむずかしい印象のある鉄サビですが、自宅で落とせる方法もあります。
ここでは自宅でできる鉄サビの落とし方を3つ紹介します。
手段1:洗剤と酢だけで気軽に落せる
用意するもの
- 洗剤(台所用洗剤)
- 酢
- ブラシor歯ブラシ(あれば)
サビの落とし方
- 鉄サビができている部分を水で洗う
- 水で濡らした鉄サビに洗剤とお酢をかけて手洗いする。
- 1と2の手順を交互にくり返し、汚れが目立たなくなるまで行う。
自宅にあるものでできる最も手軽な方法です。
手洗いの際は、ブラシを使うとより効果的に鉄サビを落とせます。
手段2:クエン酸でサビを分解する
用意するもの
- クエン酸
- お湯
- ブラシor歯ブラシ
サビの落とし方
- お湯にクエン酸を溶かす。この際、お湯の量に対して5%の濃度になるようクエン酸を入れましょう。
- 1に作業着を入れてつけ置きする。
- 汚れが落ちたら、洗濯機で作業着を洗う。
クエン酸はスーパーやドラッグストアなどで入手できます。
つけ置きした後、汚れが落ちていない場合はブラシを使って鉄サビ部分をこすりましょう。
手段3:落ちない頑固なサビには重曹を使おう
用意するもの
- 重曹
- 水
- ブラシor歯ブラシ
サビの落とし方
- 大さじ2杯と大さじ1杯の水を混ぜ、重曹ペーストを作る。
- 鉄サビ部分に重曹ペーストを塗り、2~3時間置く。
- その後、ブラシで鉄サビこする。
クエン酸を使用しても落ちない頑固な鉄サビには、重曹を使うのがおすすめです。重曹には研磨効果があるため、汚れを浮かして落とすよりも、こすって汚れを落とす方が効果的です。
ただし、ブラシで強くこすりすぎると生地そのものが傷んでしまうので力加減には注意しましょう。
サビ汚れの再発防止には防汚加工の作業着がおすすめ!
自宅でできる鉄サビの落とし方について解説しましが、鉄サビが発生しないようにできれば楽ですよね。
そこでおすすめなのが、「防汚加工」の作業着です。
防汚加工とは、生地の表面に撥水・撥油加工を施し、水性の汚れから油性の汚れまでさまざまな種類の汚れを付着しにくくする加工のことです。防汚加工がされていると、汚れが付きにくくなるのはもちろん、汚れが付着したとしても落としやすくなる効果があります。
汚れが付着しにくいことで気持ちよく作業着を着られるうえ、長持ちさせられるメリットもあります。
また、防汚加工は生地の繊維の表面に加工を行っているため、通気性が損なわれないのも魅力でしょう。現場作業でたくさん汗をかいても、不快感なく着られます。
ここでは、防汚加工のされたおすすめの作業着を紹介します。
ストレッチ性×防汚加工の作業服
自重堂の82800製品静電ストレッチジャンパー
自重堂の82800製品静電ストレッチジャンパーは、東レの「タップガード」という防汚加工がされています。タップガードは、汚れの付きにくさと落としやすさに加え、50回洗濯してもほとんどその効果が変わらないことが特徴です。
さらに「ボディフィール」というストレッチ性の高い素材は、着用時の圧力(衣服圧)を軽減する効果があるため、快適な着心地で作業できるでしょう。
また、ストレッチジャンパーはジャージのようなデザインとなっており、サイズ展開も豊富なのでユニセックスで着用可能です。
帯電防止×防汚加工の作業服
自重堂 84100 エコ3バリュー 長袖ブルゾン
自重堂84100エコ3バリュー長袖ブルゾンは、オフルージュという防汚加工がされています。
オフルージュはナノレベルの高い防汚加工であり、落としにくい油や化粧品、ソースなどの汚れを簡単に落とせるのが特徴です。
さらに、エコ3バリュー長袖ブルゾンは防汚加工のほかに、静電気が発生しにくい帯電防止機能やついています。また、地球環境に優しい再生ポリエステル「アフターペット」を素材として使用しています。
まとめ
今回は作業着に付いた鉄サビの落とし方について解説しました。
作業着にできる鉄サビの多くは、現場にある鉄から鉄粉が原因です。その鉄粉が作業着に付着して錆びることで鉄サビとなるのです。
家庭では落としにくい印象のある鉄サビですが、洗剤と酢を使用したり、クエン酸や重曹を使ったりして落とす方法があるので、鉄サビの付いた衣服がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、その他の対策として生地の表面に撥水・撥油加工が施された「防汚加工」の作業着を購入しておくのもおすすめです。
鉄サビの原因となる鉄粉を事前に防ぐことで、洗濯にかかる負担も減らせるので気になる方は、ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。