【安全靴の蒸れ・臭い対策】日ごろの工夫やアイテム活用で安全靴を快適に!
作業現場の危険から身を守ってくれる安全靴ですが、蒸れや臭いに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。スニーカーはあまり臭くならない人でも、安全靴は臭くなるケースがあります。とくに汗をかきやすい夏場は、自分だけでなく周囲の人が気になるほど臭いを放ってしまうケースも少なくありません。
しかしポイントを押さえてきちんと対策をすれば、安全靴の臭いは防止できます。
そこで今回は、安全靴の蒸れ・臭い対策の方法について解説します。
Contents
安全靴などの蒸れや臭いの原因
そもそも「なぜ安全靴が臭くなるのか」をご存じでしょうか。
安全靴の悪臭の原因は「バクテリア」です。バクテリアは、「温度35~42℃」「多湿」「皮膚・角質・垢(バクテリアのエサ)」の3つが揃うことで発生します。つまり、安全靴そのものや靴下がクサいのではなく、バクテリアが臭いの原因となっているのです。
しかし、安全靴は作業中の落下物などから足を保護するために、つま先部に規定された強度をもつ先芯が装着されています。一般的な靴よりも通気性が悪くなり、蒸れやすくなっているため、安全靴の中はバクテリアにとって繁殖しやすい環境だといえるでしょう。
また、大量繁殖したバクテリアは排泄物を生み出し、靴の中だけでなく靴下や足にもバクテリアの排泄物が付着することで、嫌な臭いが発生します。
安全靴などの蒸れ・臭い対策方法
バクテリアにとってはオアシスともいえる安全靴の中ですが、きちんと対策することで臭いを抑えられます。
抗菌・消臭効果のある中敷きに変える
安全靴を購入したら、購入時に付いている中敷きを使う方が多いかもしれませんが、臭いが気になってきたら、高性能な抗菌・消臭効果のある中敷きに取り替えるのがおすすめです。
3か月に一度のペースで中敷きを交換すると、嫌な臭いを抑えられます。
使用後は天日干しや乾燥材を活用する
使用後の安全靴は汗をかいて多くの湿気を含んでいます。多湿の状態はバクテリアガ繁殖しやすい環境となるため、湿気対策をしましょう。
使用後の安全靴の中に乾燥材を入れる、天日干しをするなどがおすすめの方法です。乾燥剤がない場合は、丸めた新聞を安全靴の中に入れるだけでも効果を発揮します。ただし、新聞紙は乾燥材ほど吸湿力がないため、可能であれば乾燥材を準備しましょう。
靴下を取り換える
靴の中が蒸れる原因は足の汗です。履いたばかりの靴下は足の汗を吸収してくれますが、長時間履き続けていると吸水効果を失ってしまいます。
吸水効果を保つためにも、靴下は数時間置きに履き替えて臭い対策をしましょう。
同じ靴を履き続けない
同じ靴を毎日履き続けるのは臭くなりやすい要因のひとつです。
とくに安全靴の中は蒸れやすいため、毎日使用すると乾燥しきっていない状態で再び使用することになるでしょう。蒸れたままの状態の安全靴を使用すると、さらに臭いがひどくなってしまいます。
そこで3足ほど安全靴を購入し、ローテーションしながら使うのがおすすめです。初期費用はかかりますが、ローテーションすることで安全靴の長持ちにも繋がるためコストパフォーマンスはよいでしょう。
足は毎日しっかり洗う
足の洗い方に気を付けるのも臭い対策のひとつです。
とくに足の指の間は汚れが溜まりやすいため、意識して洗うのがポイントです。ボディタオルでサッと洗うだけでなく、足の隙間を丁寧に洗うようにしましょう。
また、足の角質もバクテリアのエサとなります。軽石や角質ケアグッズを活用し、こまめに角質を取り除くのがおすすめです。
蒸れや臭いを防ぐときに組み合わせたい靴下
洗濯してある靴下をなんとなく履いているという方に意識してほしいのが靴下選びです。
素足やタイツを履くと臭いが発生しやすいのと同じように、薄手の靴下は臭いが発生しやすくなります。蒸れ・臭い対策を意識するなら、「厚手の靴下」または「綿素材の靴下」を選びましょう。
綿素材や厚手の靴下は吸水性が高く、しっかりと汗を吸ってくれるため悪臭防止になります。
厚手の靴下
おたふく手袋 S-793 ウール混太編みハイソックス
おたふく手袋 S-793 ウール混太編みハイソックスは、アクリルとウール素材が使用された厚手の靴下です。
肉厚や優しい肌触りが特徴です。生地が分厚いため、汗をかいてもしっかりと吸ってくれます。
絹素材の靴下
おたふく手袋 S-297 絹のちから先丸靴下
おたふく手袋 S-297 絹のちから先丸靴下は肌に直接触れる部分には絹を使用し、外側は綿糸をポリエステルで補強した素材を使用しています。
天然素材の中でも最高級の絹を使用しており、抜群の吸水性で蒸れを防止できます。さらに保温効果も高いため、真冬の防寒対策アイテムとしても活躍するでしょう 。
安全靴などの蒸れや臭い対策に役立つアイテム
安全靴の蒸れ・臭い対策は、対策用のアイテムを活用するのもおすすめです。
デオドラント製品を活用
デオドラント製品とは体臭や汗の臭いを防いだり、取り除いたりできる製品のことですが、一口にデオドラント製品といってもさまざまな種類があります。
その中でも高い消臭効果を期待できるのが、粉末タイプのデオドラント製品です。見た目は白い粉末ですが、安全靴に振りかけるだけで湿気と嫌な臭いがなくなります。
そのほかにもスプレータイプの製品や、靴の中に入れるタイプのものなどがあるため自分に合った製品を探してみましょう。
消臭スプレーで雑菌の繁殖を予防
消臭スプレーも安全靴の臭い対策グッズとしておすすめです。スプレーは軽くて持ち運びが簡単なため、カバンに入れておくといつでも使えます。
安全靴を脱いだらすぐにスプレーをかけるように習慣化すると、雑菌の繁殖が抑えられて臭いが気になりにくくなるでしょう。
重曹なら置いても溶かしても効果あり
重曹には吸湿・消臭効果があるため、安全靴の臭い対策として活用できます。
重曹をお茶用の不織布パックなどに入れて靴の中に置く、または重曹を水で溶かして安全靴に吹きかける方法があります。
靴の中に重曹を置く場合は、2~3か月を目安に新しいものと交換するようにしましょう。
ミョウバン水でセルフ消臭剤
ミョウバンは安全靴の臭い対策として優秀なアイテムでしょう。ミョウバンは消臭・抗菌作用に加え、殺菌作用もあるため効果的に臭いを軽減できるのです。
ミョウバンを水で薄め、安全靴に吹きかけて使用します。
靴脱臭機なら手間いらず
できるだけ手間をかけずに臭い対策をしたい方におすすめなのが、靴脱臭機です。
靴に差し込むだけで脱臭できる機械となっており、雑菌の繁殖を抑える効果もあります。初期費用はかかりますが、気軽に臭い対策ができます。
蒸れにくいおすすめ安全靴をご紹介!
新しく安全靴を購入する際は、臭い対策効果のある高機能な安全靴の購入を検討してみましょう。ここでは臭い対策に効果的な安全靴を紹介します。
ムレ軽減!通気性の高いメッシュの安全靴
コーコスA-45000セーフティスニーカー
8色のカラーと22.5~30cmまで選べる豊富なサイズ展開が特徴のコーコスA-45000セーフティスニーカー。
アッパー部分に通気性の高いメッシュ素材が採用されているため、足汗をかいても不快な蒸れを感じにくくなっています。運送業から一般作業まで幅広い業種の方におすすめの安全靴です。
高耐久で抗菌・防臭機能付き安全靴
自重堂S6061R制電セーフティシューズ
高耐久な安全靴としておすすめなのが自重堂S6061R制電セーフティシューズです。
アッパー部分に牛革を採用し、高い耐久性を実現しています。本来、革は通気性が悪く臭いが気になりやすい傾向にありますが、S6061R制電セーフティシューズは、抗菌防臭機能を備え、臭いにも配慮した設計となっています。
そのため、安全靴の耐久性と臭いを抑える抗菌防臭機能を両立した高機能な安全靴となっています。
まとめ
今回は安全靴の蒸れ・臭い対策について解説しました。
安全靴は足を保護するという役割があり、一般的な靴と比べて蒸れ・嫌な臭いが発生しやすい傾向にあります。ただし、靴をローテーションさせる、角質をこまめに取り除くなど、ちょっとした工夫で臭い対策が可能です。
また、安全靴の蒸れや臭い対策に役立つアイテムを積極的に活用するのもおすすめです。
仕事で頻繁に使用する安全靴だからこそ、蒸れ・臭い対策をして気持ちのよい使い心地を維持できるのが理想でしょう。これまで安全靴の悪臭に悩んでいた方は、ぜひ対策をしてみてください。